読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

古本購入記  2010年2月

2月はなんだかストレスの溜まる月だったみたいで49作品52冊も古本を購入してしまった。自分を抑

えられなかった。まだまだ煩悩にとらわれ続けている不惑でございます。というわけで無駄口叩かず購入

本書いていきましょうか。

復讐するは我にあり(上下)」佐木隆三

「続 高慢と偏見」エマ・テナント

「世界ぐるっと朝食紀行」西川治

陽気なギャングが地球を回す伊坂幸太郎

「血と暴力の国」コーマック・マッカーシー

「嘘神」三田村志郎

「ほかに誰かいる」朝倉かすみ

「サンダカン八番娼館」山崎朋子

「優しい音楽」瀬尾まいこ

「ぼくが愛したゴウスト」打海文三

「耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前風野真知雄

光源氏殺人事件」皆川博子

「巫子」      〃

「アンダンテ・モッツァレラ・チーズ」藤谷治

「Uの世界」神林長平

「城盗り藤吉郎」岡田秀文

「魔将軍」    〃

「震えるスパイ」ウィリアム・ボイド

「弧虫症」真梨幸子

「サマー/タイム/トラベラー(1、2)」新城カズマ

「炎に絵を」陳舜臣

「殺意の演奏」大谷羊次郎

「伯林― 一八八八年」海渡英祐

「五十万年の死角」 伴野朗

「少年たちの四季」我孫子武丸

「ダリアハウスの陽気な幽霊」キャロライン・へインズ

「新シャーロック・ホームズ 魔犬の復讐」マイケル・ハードウィック

「ルドルフォ(Ⅰ、Ⅱ)」図子慧

「猫曼魔」        〃

「緋色の館」       〃

「ロスト・エコー」J・R・ランズデール

ボトムズ」       〃

「粘膜蜥蜴」飴村行

「ぼくのメジャースプーン」辻村深月

「真昼へ」津島佑子

「家に棲むもの」小林泰三

「隠し剣弧影抄」藤沢周平

推理小説作法」江戸川乱歩松本清張 共編

「鉄槌!」いしかわじゅん

「殺人症候群」貫井徳郎

「黒髪に恨みは深く」東雅夫

「バベル島」若竹七海

「重賞」ディック・フランシス

「血統」    〃

「混戦」    〃

「転倒」    〃

「試走」    〃

「名門」    〃

「大穴」    〃

タイトルを見てもらえればわかるとおり、無駄に買った本は一冊もない。ストレス解消のために買ってい

たとしても、吟味はしております。今回の傾向としては、誰もが気づいたとおりディック・フランシスの

本を多数購入。彼の死を悼んでの行動である。ぼくはもともと競馬の「け」の字も知らない門外漢なのだ

が、このシリーズは競馬をまったく知らなくてもおもしろく読めるということで以前から「興奮」と「利

腕」の二冊だけは購入していたのだが、まだ読んではいなかった。今回これだけ買ったのだから近々どれ

か一冊読んでみようと計画中。あとは、一言メッセージでも書いていたとおり図子慧の初期作品をオーク

ションにて購入。これはどうでしょうね。

というわけで古本についてはこれまで。新刊はまたまた文庫本を集中的に購入。

シャーロック・ホームズ最後の解決」マイケル・シェイボン

「殺す者と殺される者」ヘレン・マクロイ

「闇の奥」コンラッド

「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」万城目学

「人生を変えた時代小説傑作選」山本一力児玉清縄田一男

「首吊少女亭」北原尚彦

以上6冊。万城目氏の新刊だけ新書版ね。っていうか、万城目氏の新刊が出てるって全然知らなかったん

ですけど。みなさんご存知でした?

では、来月はもうこれ以上買わないように慎重に平静に日々を過ごしていきたいと誓って、今日はこのへ

んで失礼いたします。