読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

古本購入記  2010年12月

今年の年始は例年になくよく本を読めたので、本の更新ばかりで昨年ラスト月の古本購入記を書くのを忘

れていた。今年の正月は一日からビンゴ大会で一位入賞して、晩に霜降りの最高級肉のすき焼きを食べ、

二日目は伊勢海老の入った高級おせちをいただいた。すごくおいしかったのでございます。そんな贅沢な

正月を過ごしていて、どうしてそんなに本が読めたのかというと夜は眠くてすぐ寝てしまうので、朝五時

に起床して、みんながぐっすり寝てる間にせっせと読んだのである^^。

で、これはオマケなのだが一日の年賀のときに撮ったウチの子たちの写真を載せておこう。サイズはちっ

ちゃめだけどね。

            写真は12日に削除致しました。あしからず。
                   

というわけで、早速いってみよう。今回は14冊購入。タイトルは以下のとおり。

 
 「実録 お寺の怪談」 高田文彦


 「銀河英雄伝説 ⑤」   〃

 「どうで死ぬ身の一踊り」 西村賢太

 「大江戸ホラーコレクション」 菊池仁

 「未来医師」 フィリップ・K・ディック

 「おっぱいとトラクター」 マリーナ・レヴィッカ

 「切り裂かれたミンクコート事件」 ジェームズ・アンダーソン

 「裂けた瞳」 高田侑

 「くらやみの速さはどれくらい」 エリザベス・ムーン

 「海の底」 有川浩

 「記憶を消す子供たち」 レノア・テア


 「楽園の知恵」 牧野修


「お寺の怪談」はもねさんが紹介されていたので、ネットで注文したもの。西村賢太は、もうお気に入り

なのだ。「大江戸ホラー~」は今はなき福武文庫の一冊。ディックの最新刊はさほど評判よろしくないの

だが、やはりコレクションとして持っておきたい。「おっぱいと~」はブログ仲間内でも評判の作品なの

で、これは是非とも読みたいと思っていた。つい先日「郭公の盤」で楽しませてもらった牧野修「楽園の

知恵」は解説であの平山夢明が、これほどの奇想は見たことがないと感嘆している作品。これは期待大だ

ろう。

新刊は3冊購入。


 「きょうも上天気」 浅倉久志訳 大森望

 「NOVA2」 大森望

 「戦中派不戦日記」 山田風太郎

みんな文庫本だ。しかし、最近の文庫本は高くなったものだ。だってこの三冊で2600円以上してるん

だものね。見ればわかるが、大森氏のアンソロジーが二冊ある。昨年の大森望氏の活躍は素晴らしく、ア

ンソロジーだけでも十冊も刊行されているのだ。「NOVA」シリーズは現在三冊刊行されているが、ぼ

く的にこの「2」が一番読みたい作品が多かったので、これを買ってみた。「きょうも上天気」は浅倉氏

追悼アンソロジーなのだが、さすが日本SF翻訳のパイオニアだけあって、収録されているのも錚々たる

メンバーなのである。誰が収録されているかは実際に書店で確かめていただきたい。「戦中派不戦日記」

は、つい先日読んだ「列外の奇才 山田風太郎」に触発されて買ったもの。いま一番手に入りやすいのは

角川文庫の山田風太郎ベストコレクションから出ている新装版なのだが、ぼくが購入したのは講談社文庫

の新装版。こちらのほうがこの本の体裁にふさわしい気がしたのである。

というわけで今年最初の古本購入記はこのへんで終わりにしたいと思う。では。