読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2026-01-06から1日間の記事一覧

青山光二「吾妹子哀し」

表題作である短編と中編(長編?)の二編収録。どちらも老境に入った作家のアルツハイマーになってしまった妻へのラブレターである。ゆえに話はリンクしており、彼の妻への讃歌となっている。途中、こんな文章が出てくる。 「かたわらにひびく可憐な靴音を、…