このところ、ようやく本の購入欲にブレーキがかかるようになってきた。というか、もう自分が必要とす
る過去に刊行された本は蒐集しつくしたようなのだ。まだまだ未知の作家や見逃している作品はあるのか
もしれないが、自分の知ってる範囲内での蒐集品は一応区切りがついたようなのである。
というわけで、先月くらいから古本の購入冊数が極端に減ってきた。それでも何冊かは購入しているので
書き出してみよう。
「怪異実聞録 なまなりさん」 中山市朗
「驚異の戦争 古代の生物化学兵器」 エイドリアン・メイヤー
「捕虜収容所の死」 マイケル・ギルバート
「花櫓」 皆川博子
「川の名前」 川端裕人
以上5冊である。うれしかったのが皆川博子の本がまた手に入ったこと。これも「花闇」と同じく歌舞伎
界を舞台にした時代物みたいだ。あと、これは実物を見て購入する気になったのが「驚異の戦争~」であ
る。これはなんだか刺激を受ける一冊になりそうな予感。
新刊のほうは二冊購入。一冊目はすでに紹介済みの瀬名秀明「ドラえもん のび太と鉄人兵団」。二冊目
は今年の翻訳ミステリーベストの上位に食い込みそうなマイケル・コックス「夜の真義を」である。予定
では、もうすぐこの本を読もうと思っていたのだが、ここへきてぼくにとってはとても素敵なサプライズ
があったのである。詳細はまた今度報告しようと思うが、一言メッセージにもあるようにこれはあのキン
グの新刊絡みの話なのだ。いや、ほんと、ツイッターやってて良かったなと思いました。