読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

古本購入記 2009年12月度

さて、この記事で本年も最後となってしまいました。一年を締めくくるのにふさわしい記事ではないです

が、ま、いましばらくお付き合いのほどを。

今月の古本購入数は19作品21冊。で、一年の締めということで年間の購入数は古本207冊、新刊3

4冊(内7冊は『本が好き!』の献本)という内訳となる。

まあ、よくも買ったりという感じだ^^。先日も書いたとおり今年読んだ本は106冊。正確には今日マ

ット・ラフの「バッド・モンキーズ」を読了したのだが、これは年明けの4日くらいに記事にしたいと思

う。だから、これは翌年のカウントだ。

当然のごとく需要と供給のバランスが破綻しているのである。だから我が家には本が山と積まれているの

である。もし震度4の地震がくれば、一部屋は間違いなく本の海と化してしまうことになる。ほんと、も

うそろそろブレーキをかけないといけないのだ。真面目に来年は考えていかなければならないだろう。

というわけで、今月購入した本は以下のとおり。

「裏ヴァージョン」松浦理英子

「アイデアを捜せ」阿刀田高

「箱の中」      〃

「納骨堂の奥に」シャーロット・マクラウド

「フリーター、家を買う」有川浩

「どんどん橋落ちた」綾辻行人

「顔師・連太郎と五つの謎」皆川博子

レイヤー・ケーキ」J・J・コノリー

「蒼火」北重人

「制服捜査」佐々木譲

「大砲松」東郷隆

「六色金神殺人事件」藤岡真

「死のクロスワード・パズル」

「罪深き緑の夏」服部まゆみ

松本清張傑作短編コレクション 中」宮部みゆき

「ジョン・ランプリエールの辞書(上下)」ローレンス・ノーフォーク

「朝に咲くまでそこにいて」遠野りりこ

「空の中」有川浩

「ビラヴド(上下)」トニ・モリスン

今月もバラエティーに富んだラインナップとなったわけだが、言及しておきたいのが「フリーター、家を

買う」なのだ。何を隠そうこれはサイン本。彼女の本は一冊も読んでおらず、アンソロジーで一編読んだ

だけであり、ぼくの中ではかつての伊坂幸太郎恩田陸と同じ扱いだったのだが、根っからのミーハー根

性が出てしまって、これは買わなきゃソンだと思ってしまったのである。だからこの本を読むかどうかは

わからない。「空の中」は読もうと思って買ったんだけどもね。あとは皆川博子の「顔師・連太郎と五つ

の謎」なのだが、これはオークションで手に入れた。この本、内容的にはさほどでもないのだろうが、と

にかく本がないのである。だから手に入れられてとてもうれしかった。綾辻行人の「どんどん橋落ちた」

はちょっとリハビリのつもりで購入。この人のこと誤解してるっぽいからね^^。トニ・モリスンの「ビ

ラブド」は以前から集英社の単行本を買うか買うまいか悩んでいたのだが、この度早川epi文庫で復刊さ

れたので、購入してみた。集英社文庫でも刊行されているのだが、不思議と古本屋で見かけるのはこの単

行本ばかりなのである。かさばるけどま、いいか。

新刊についてはいつものごとくあまり買っていない。献本がすでに紹介したガイ・ハードの「ソフィー」

一冊のみで、実際購入してるのはこれもすでに紹介した舞城君の「ビッチマグネット」と今月の岩波文庫

新刊のリャード・ライト「ブラック・ボーイ(上下)」のみである。

というわけで、今年の記事もこれでおしまいである。あ、そうそう昨年の最後の古本購入記で書いていた

本屋さんの件なのだが、やはり予想通りつぶれてしまいました。そこで買った本、まだ読んでないなぁ。

では、みなさん本年もお付き合いありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。ど

うかよいお年を!