さて、この記事で本年も最後となってしまいました。一年を締めくくるのにふさわしい記事ではないです
が、ま、いましばらくお付き合いのほどを。
今月の古本購入数は19作品21冊。で、一年の締めということで年間の購入数は古本207冊、新刊3
4冊(内7冊は『本が好き!』の献本)という内訳となる。
まあ、よくも買ったりという感じだ^^。先日も書いたとおり今年読んだ本は106冊。正確には今日マ
ット・ラフの「バッド・モンキーズ」を読了したのだが、これは年明けの4日くらいに記事にしたいと思
う。だから、これは翌年のカウントだ。
当然のごとく需要と供給のバランスが破綻しているのである。だから我が家には本が山と積まれているの
である。もし震度4の地震がくれば、一部屋は間違いなく本の海と化してしまうことになる。ほんと、も
うそろそろブレーキをかけないといけないのだ。真面目に来年は考えていかなければならないだろう。
というわけで、今月購入した本は以下のとおり。
「裏ヴァージョン」松浦理英子
「アイデアを捜せ」阿刀田高
「箱の中」 〃
「納骨堂の奥に」シャーロット・マクラウド
「フリーター、家を買う」有川浩
「どんどん橋落ちた」綾辻行人
「顔師・連太郎と五つの謎」皆川博子
「レイヤー・ケーキ」J・J・コノリー
「蒼火」北重人
「制服捜査」佐々木譲
「大砲松」東郷隆
「六色金神殺人事件」藤岡真
「死のクロスワード・パズル」
「罪深き緑の夏」服部まゆみ
「松本清張傑作短編コレクション 中」宮部みゆき編
「ジョン・ランプリエールの辞書(上下)」ローレンス・ノーフォーク
「朝に咲くまでそこにいて」遠野りりこ
「空の中」有川浩
「ビラヴド(上下)」トニ・モリスン
今月もバラエティーに富んだラインナップとなったわけだが、言及しておきたいのが「フリーター、家を
買う」なのだ。何を隠そうこれはサイン本。彼女の本は一冊も読んでおらず、アンソロジーで一編読んだ
だけであり、ぼくの中ではかつての伊坂幸太郎や恩田陸と同じ扱いだったのだが、根っからのミーハー根
性が出てしまって、これは買わなきゃソンだと思ってしまったのである。だからこの本を読むかどうかは
わからない。「空の中」は読もうと思って買ったんだけどもね。あとは皆川博子の「顔師・連太郎と五つ
の謎」なのだが、これはオークションで手に入れた。この本、内容的にはさほどでもないのだろうが、と
にかく本がないのである。だから手に入れられてとてもうれしかった。綾辻行人の「どんどん橋落ちた」
はちょっとリハビリのつもりで購入。この人のこと誤解してるっぽいからね^^。トニ・モリスンの「ビ
ラブド」は以前から集英社の単行本を買うか買うまいか悩んでいたのだが、この度早川epi文庫で復刊さ
れたので、購入してみた。集英社文庫でも刊行されているのだが、不思議と古本屋で見かけるのはこの単
行本ばかりなのである。かさばるけどま、いいか。
新刊についてはいつものごとくあまり買っていない。献本がすでに紹介したガイ・ハードの「ソフィー」
一冊のみで、実際購入してるのはこれもすでに紹介した舞城君の「ビッチマグネット」と今月の岩波文庫
新刊のリャード・ライト「ブラック・ボーイ(上下)」のみである。
というわけで、今年の記事もこれでおしまいである。あ、そうそう昨年の最後の古本購入記で書いていた
本屋さんの件なのだが、やはり予想通りつぶれてしまいました。そこで買った本、まだ読んでないなぁ。
では、みなさん本年もお付き合いありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。ど
うかよいお年を!