『雪に閉ざされたニューヨーク州スパータの町は、殺人鬼HOGの凶行に震え上がった。彼は被害者を選ばない。手口も選ばない。不可能としか思えない状況でも、確実に獲物をとらえる。そして巧妙に事故や自殺に見せかけたうえで、声明文を送りつけるのだ。署名はHOG―このおそるべき連続殺人事件解決のため、天才犯罪研究家ニッコロウ・ベネデッティ教授が乗り出した!アメリカ探偵作家クラブ賞に輝く本格推理の傑作』
本書は、発表と同時に古典に殿堂入りした傑作ミステリーです。
発表されたのが1981年なので、いま読むといささか噴飯ものの描写があるかもしれません。
しかし、それでも尚ぼくは強く本書をオススメしたい。
それほどに本書から得られるカタルシスは素晴らしい。
残念ながら、デアンドリアの他の作品にはあまりみるべきものはありません。
でも、本書だけはミステリファンの方なら是非読んでいただきたい。
強くオススメいたします。