読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2010-05-16から1日間の記事一覧

クリスチアナ・ブランド「ジェゼベルの死」

ブランド・ミステリの中では、質量ともに少々小粒な印象を受けるかもしれないが、本書も読んでみればおわかりのとおり、その真相の悪魔的な衝撃で忘れられない作品となるだろう。 ぼくは本書を読んでカーの「妖魔の森の家」と同様の戦慄を体験した。まったく…