読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

古本購入記 2008年7月度

みなさんもご存知のとおり、7月は先月に続いて皆川博子熱狂マンスリーとなっていたので、自然彼女の

本をたくさん購入することとなった。もう、紹介済みの本もあるしこれから読む本もあるが古本で9冊7

作品。新刊本で2作品購入。まさしく憑かれたように買い求めていたわけである^^。

ま、例のごとく他の本もいろいろ買っていたわけで、総数としては25冊23作品の古本を購入したこと

になる。では、書き出してみようか。


 「薔薇密室」 皆川博子

 「伯林蠟人形館」 〃

 「闇椿」     〃

 「冬の旅人」   〃

 「ジャムの真昼」 〃

 「光の廃墟」   〃

 「妖櫻記」    〃

 「リオ 警視庁強行犯係樋口顕」 今野敏

 「朱夏     〃     」  〃

 「人の砂漠」 沢木耕太郎

 「僕の推理とあの子の理屈」 村瀬継弥

 「悪夢制御装置―ホラー・アンソロジー

 「林檎の木の道」 樋口有介

 「残糸の曲」 陳舜臣

 「まぼろしのすむ館」 アイリーン・ダンロップ

 「ミスター・ヴァーディゴ」 ポール・オースター

 「柳影」 多田容子

 「青空チェリー」 豊島ミホ
 
 「カエサルを撃て」 佐藤賢一

 「不祥事」 池井戸潤

 「最後の間者」 岡田秀文

 「遊園地」 津村節子


やはり皆川作品はあまり出てないのである。まだ戸川昌子のほうが見つけやすい。現役の作家であるにも

関わらず、この品薄状態はどうしたものだろう?デビュー作の偕成社から出てた「海と十字架」やもねさ

が紹介しておられた「トマト・ゲーム」なんて初期の本はこのまま一生お目にかかることもないのではな

いだろうか。日々、焦るばかりである。

他の作品については、いつものごとく気の向くままダラダラと買い求めたものばかり。この中で注目した

いのは「残糸の曲」かな。とてもおもしろそうだ。今回はめずらしい本もなかった。

新刊としてはこのあいだ記事でも紹介した皆川博子「聖餐城」と「倒立する塔の殺人」それとウィングフ

ィールド「フロスト気質」を購入。また『本が好き!』の献本でロバート・エリス「ロミオ」が届いた。

これは、いま現在読書中。なかなかおもしろい。

というわけで、古本探索は、まだまだ続くのであった。それにしても皆川博子の「結ぶ」は、どこにもな

いなぁ。