２００８年最後の古本購入記である。たぶん去年の１２月も同じこと書いてたと思うが、そんなこと気に
せず進めていく。今月の古本購入は２２冊。新刊３冊。一年のトータルを出してみると、古本２８８冊、
新刊２３冊となる。読んだ本の数は８７冊。うーん、全然追いついてないぞ。と、これも去年書いてたな
ぁ。でも、まあ、いいか。そんなにあれもこれも出来ないしね。欲張っちゃいけません。
というわけで、今月購入した本は以下のとおり。
「ゆらゆら橋から」 池永陽
「さようなら、コタツ」 中島京子
「砂漠の船」 篠田節子
「対話篇」 金城一紀
「敗北への凱旋」 連城三紀彦
「夕萩心中」 〃
「猫舌男爵」 皆川博子
「結ぶ」 〃
「旅芝居殺人事件」〃
「薔薇忌」 〃
「昏き目の暗殺者」 マーガレット・アトウッド
「月ノ浦惣庄公事置書」 岩井三四二
「十楽の夢」 〃
「沈黙／アビシニアン」 古川日出男
「１３」 〃
「裁きの石牢」 南條範夫
「天使のナイフ」 薬丸岳
「ＦＬＹ」 新野剛志
「乱世疾走」 海道龍一朗
「享保貢象始末」 堀和久
「リーシーの物語」 スティーヴン・キング
今月は皆川博子の「猫舌男爵」と「結ぶ」が手に入ったので、とてもうれしい。この二冊は図書館で借
りたから持ってなかったのである。「結ぶ」はオークションだったのだが、「猫舌男爵」はめったに行か
ないスーパーの二階にあるゲームソフトなども一緒に売っているチェーン店の小さい店にあった。神の奇
跡に感謝。あと特筆すべきはキングの本だ。これは八月に刊行されたばかりなのに上下本で千円で売られ
ていたから思わず購入。文藝春秋の本なのにどうして表紙が藤田新策じゃないのか不満だが、これも時代
の遷り変りということか。
新刊は以下の三冊。
「閉店時間」 ジャック・ケッチャム
「蝶」 皆川博子
「天正十二年のクローディアス」 井沢元彦
新刊といっても皆川博子以外は、今月出た本ではない。井沢元彦の文庫などは一年前の本だ。これにはワ
ケがあって、近所の寂れた本屋に行ったら、あまりにも可哀相になって数少ない文庫本の中からなんとか
購入意欲をそそる本を探し出して買ったということなのだ。おそらくあの本屋も二、三年のうちにポシャ
ッてしまうのではないだろうか。
というわけで、世相を反映したなんとも寂しいエピソードで〆ることになりましたが、今年もお付き合い
いただきまことにありがとうございました。来年もまた引き続きお付き合い願いたいと思います。それで
はみなさま、良いお年を＾＾。
