今年はじめての古本購入記である。今月は23冊20作品購入。どんどん未読本が増殖している^^。
なかでも一番のめっけもんだと思ったのがメアリー・ウェズレー「怪しげな遺産」だ。不勉強にして、こ
の作者のことはまったく知らなかったのだが、イギリス本国では超のつく有名作家だそうで、作家デビュ
ーしたのが71歳の時、この「怪しげな遺産」を書いたのが80歳の時だというのだから、すごいおばあ
さんがいたものだ。で、どうしてこの本に注目したのかというと訳者が南條竹則だったからなのである。
この人が訳してるんなら、なかなか変わった本なんじゃないかと俄然興味がわいてきた。パラパラ見てみ
ると、とてもおもしろそうである。読むのはいつになるか見当もつかないが、いまから楽しみだ。
ドナ・タート「シークレット・ヒストリー」はオークションで購入。この作家は存在を知ってから、とて
も気になっている。いったいどれほどすごい作品なのだろうかと期待満々なのである。
機本伸司「メシアの処方箋」は方舟が出てくるらしい。ただそれだけで購入。こういう話には弱いんだよ
ね。おもしろいかどうかはわからないけど。
横山秀夫「真相」は、お約束の購入。この人の本はあれば一応買っておこうと思っている。
深町秋生「果てしなき渇き」は、このミス大賞受賞作。このミス大賞のミステリ作品は、あまり食指の動
かない作品ばかりなのだが本書はなんとなくおもしろそうな匂いがしたので購入。けっこうエグい話なの
?
柳原慧「パーフェクト・プラン」も『このミス』関係だ。ノンストップ誘拐ミステリーとな?なかなかお
もしろそうじゃないの^^。
万城目学「ホルモー六景」は、これが100円で売られていたことに驚愕。まだ出て間がないのに、こん
なに安く売っちゃっていいの?
佐々木譲「警官の血」は妻が読んでみたいといったので、緊急購入。でも、いまだに読まれずに置いてあ
ります。
スティーヴン・キング「セル」は出たとき買おうか買うまいか散々悩んだ挙句スルーしていた本。これは
さすがに100円では売られてなかった。
小川一水「老ヴォールの惑星」は日本のハードSFも読んでおかなくちゃいけないなと思って購入。
ジェフリー・A・ランディス「火星縦断」は、海外のハードSFも久々に読んでおかなくちゃいけないな
と思って購入。
「宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短編コレクション(上)」は、まとめて清張の短編の真髄を味わえ
るチャンスだと思って購入。
天藤真「わが師はサタン」は、まだ買ってない天藤作品だったので、購入。
東直己「悲鳴」は、結構読み応えありそうで読むのが楽しみ。
玉岡かおる「天涯の船」は、解説で児玉清が絶賛してたのにつられて思わず購入。最近出た「お家さん」
という本も気になっているのだ。
町井登志男「今池電波聖マリア」は、いかにも鬼畜系っぽいタイトルなのだが、第二回小松左京賞受賞作
品。これ、ぜんぜん話題にならなかったね?
滝本竜彦「NHKにようこそ!」は、なんだか訳わかんない内容だが、そこに興味を惹かれた。「ネガテ
ィブ~」が結構よかったから期待していいんじゃないの?
泡坂妻夫「鬼子母像」は、これも見つけたら絶対買うようにしてる作家なので、お約束の購入。
今邑彩「金雀枝荘の殺人」は、最近ノベルスの綾辻・有栖川 復刊セレクションで刊行されたので気になっ
ていた。
皆川博子「薔薇の血を流して」は、あまり見かけない本だったので、とりあえず購入。
とまあ、古本はこんな感じである。
新刊本はといえば
野村美月「文学少女と月花を孕く水妖」
小路幸也「空を見上げる古い歌を口すさむ」、
ジェイムズ・グレイディ「狂犬は眠らない」
本谷有希子「江利子と絶対」
北村薫・宮部みゆき編「名短篇、ここにあり」
の5冊を購入。
いっぱい読まなきゃいけませんな。