恒例の月末古本購入記録である。はやいね。もう一ヵ月たっちゃった。しかし、今月はいつもより大分少
なかった。このごろは少し賢くなって、以前のように手当たりしだい買わないようになったからなぁ。
まっ、先立つものがないっていうのも大きな要因だけど。
だから、新刊もあまり買ってない。この月に買ったイチバン高い本はポプラから出てるスタインベックの
「チャーリーとの旅」だ。散々迷ったが、この本の魅力には負けてしまった。なにしろあのスタインベッ
クだもの。絶対買っちゃうての。この本は今少しづつ読んでいる。とてもいい。心地いい。素晴らしい。
とにかくこの本が読めて幸せだ。
さて、前置きはこのくらいにして古本の購入記録である。
今月は全部あわせて12冊。あきらかに国内作品が多い。このブログを始めて一年とちょっと、懇意にさ
せていただいてるみなさんから多分に影響を受けているようで、ここんとこ国内作品のウェイトが大きく
なっているのだ。
まず一番目は西加奈子「さくら」。この本いいんでしょ?泣いちゃうくらいいいんでしょ?100円だっ
たからおもわず買ってしまった。
野尻抱介「太陽の簒奪者」は、ジャパニーズSFの中でも近年稀にみる傑作のようなので購入。ハードS
Fのようだが、どうだろう?ついていけるのかな?
蘇部健一「とどかぬ想い」は、あんまり見かけたことがなかったので、買ってしまった^^。おもしろい
といいのだが。
土屋隆夫「七歳の告白」も、あまり見かけない本だし、あの土屋作品だし、有無を言わさぬ勢いで購入。
吉田修一「最後の息子」は、最近の気になる本にこの人の書いた「悪人」というのがあるのだが、それを
読む前に予習で読んでおこうと思って購入。
鈴木輝一郎「情断!」はネットオークションで購入した。とにかくこの人の本はすべて集めておきたいの
だ^^。
桐野夏生「グロテスク(上)」は、百円コーナーにあったので揃いじゃないにも関わらず購入。こういう
ことしてると後で、手元にあるのはいったい上巻だったか、下巻だったかどっちなんだろう?と悩んでし
まうのだ。
てな感じで、国内本はここまで。以降は翻訳本ね。
エリザベス・マクラッケン「ジャイアンツ・ハウス」は、新潮のクレストから出てた本だ。クレストの本
が百円で買えるなんて、素晴らしい。
J・L・カー「ひと月の夏」は、解説読んだら読んでみたくなったので購入。
アルフレッド・ランシング「エンデュアランス号の悲劇」はノンフィクションだけども、やっぱりこれく
らい読んでおかないといけないなと思って購入。すごく感動しそうな気配。
ジョン・アーヴィング「ピギー・スニードを救う話」は、これを購入した前の週では半値だったのに、い
きなり百円コーナーにあったので買ってしまった。アーヴィングにしては異色の本だ。
最後はエドワード・D・ホック編「密室大集合」。あれだけ密室は得意じゃないっていってるのに、購入
してしまった^^。この本の中で密室の傑作に出会えるよう祈っておこう。
ということで12冊、駆け足で紹介した。今月はこれだけだ。ちょっと、さびしいなぁ。