最近、仕事が忙しいので、めっきり本を読む時間が減ってしまった。これは由々しき事態ですぞ。
自然ブログをする時間もなくて、軽い放置状態である。今現在、一冊感想を書かなければならない本があ
るのだが、それも書けずじまいである。
7月も前の月に続いてまた購入数が減ってしまった。というか古本屋にすらあまり行ってない。月の後半
は一度も行かずじまいだった。数えてみたら11冊だった。
月の初めに即購入したのがグレッグ・アイルズ「魔力の女」。この人も一冊も読んでないだが、訳者が雨
沢泰なので、なんとなく気になって買い続けている作家である。ファムファタル物だということで、ちょ
っとエロティックな話らしく期待が高まります。
ゴーチェ「死霊の恋、ポンペイ夜話」は岩波文庫のめっけもん。吸血鬼物の傑作として名高い「死霊の
恋」をこの機会に読んでみようと購入。
戸川昌子「冷えた炎の如く」は、あまり見かけない本だったので購入。実録物っぽい悪女列伝らしい。
服部まゆみも一冊も読んだことないのだが、気になっている作家なので見かけたら買うようにしているの
だが、今回は「レオナルドのユダ」と「この闇と光」の二冊を購入。
エマニュエル・カレール「冬の少年」は、去年「口ひげを剃る男 」という本が刊行されたときに、ちょ
っと気になった作家だったので購入。フランス本国ではかなり話題になった本らしい。映画化もされたみ
たいだ。
アーヴィング「未亡人の一年」は、お約束の購入。この作家の本はすべて読んでおきたいからね。
鮎川哲也「ヴィーナスの心臓」は推理問題編と回答編に分けて書かれているという短編集。まさか、これ
を読んで問題に挑戦しようなどとは思わないが、おもしろそうではないか。
安東能明「強奪箱根駅伝」は、去年出たばかりの文庫じゃなかったっけ?この人もサスペンス物の書き手
としてはなかなかのものらしいので楽しみ。
エイミー・ベンダー「私自身の見えない徴」は、前々から読みたいと思っていた本。この人の短編集「燃
えるスカートの少女」はほんと素晴らしかったもんね。
桐生祐狩「剣の門」は、角川ホラー文庫の一冊。「小説探偵GEDO」を読んで、ちょっと興味を持った
作家だ。
というわけで古本は以上の11冊。今月はもっと古本屋に通って、いろいろ掘り出し物を購入したいもの
だ。変わりにといってはなんだが、7月は新刊本をいつもより多く購入したので、それも記しておこうと
思う。数えてみたら7冊もあった。なかなか盛況だ^^。
本谷有希子「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」と平山夢明「ミサイルマン」とマーク・ミルズ「アマガ
ンセット」の三冊はこのブログでもすでに紹介済み。
野村美月「文学少女と穢名の天使」は冴さん共々ずっと追い続けている作品。
本屋で見つけて思わず声を出してしまったのがアンリ・トロワイヤ「ユーリとソーニャ」。どうも作者の
自伝的作品のようだが、同じ自伝的作品の「サトラップの息子」が素晴らしい作品だったので自然、期待
は高まってしまう。児童書のようだが、読むのが楽しみだ。
志村有弘「怪談実話集」は、タイトル通りの怪談実話を集めたもの。この人の選眼にかなった実話集なら
読み応えありそうではないか。「胎児から胎児が生まれる話」なんて題名見ただけで鳥肌もんである。
そして新刊書最後に購入したのがジョン・ダニング「災いの古書」である。このシリーズは、もう無条件
に購入してしまう。それほどこのシリーズに愛着をおぼえてしまっている。いま、少しづつ読んでいるの
が、やはりいいねぇ。