読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

愛してる

風の冷たさに空を見上げる

まるで冷蔵庫の中にいるみたいだ

空は赤い紫に染まって、ぼくを見下ろしている

空にむかって中指を突き立ててやろうかと思うが

ぼくの手はポケットから出たがらない

あったかいコーヒーが飲みたいな

彼女が淹れてくれたコーヒーが飲みたい

いつになく感傷的になってる

弱くなった心に冷たい風が染みとおる

受け入れられない自分と

人とは違うと思ってる自分

閉じた世界でのみ通用するぼくの価値観

ちっぽけな自分が疎ましい

こんなぼくを愛してくれるキミが愛しい

強がっていても、張りつめていても

笑っていても、怒っていても

ぼくの中には、泣いてる部分があるんだ

それがぼくなんだ

それでも、ぼくを愛してくれるかい?

ぼくは、きみを愛しているよ