読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

アンダー・ザ・ドームがやってきた!

 つい先日、キングの最新刊「アンダー・ザ・ドーム」のゲラ読みの件を記事にしたばかりなのだが、とうとう明日4月27日が、そのキング最新刊の発売日となった。

 

 ほんと待望の日でもあり、実物を手にする日をこれほど首を長くして待ったのはあの「IT」以来なのだが、本日その鶴首して待っていたキング「アンダー・ザ・ドーム」が手元に届いたので、ここにお知らせしようと記事を書いたわけなのである。

 

 どういうわけかというと、前回の記事でも書いたとおり今回のことは文藝春秋編集者の@Schunagさん(ツイッターのユーザー名)のご好意により実現したことだったのだが、こちらとしては、大好きでノドから手が出るほどはやく読みたかったキングの最新刊を発売日よりも前に、一握りの人だけが得られる特権に浴した形でゲラを読ませてもらうという願ってもない申し出だったのにも関わらず、@Schunagさん側としては、ゲラを読んでもらうということは、モニターと同義であり、ゆえに礼儀としてゲラを読んでもらった人には完本を送るのは当然のことという理由で、なんと本当に送ってくださったのである。

 

 こんなにまでしていただいて本当に涙がちょちょぎれるほどうれしい。実をいうと、まだ読み切れてないのだ。いま丁度下巻の550ページあたりを読んでいて、あと130ページほどで読了なのである。その状態で完本が届いたわけなのだが、ぼくはゲラのほうで最後まで読み通すつもりだ。ほんとうなら製本されてるほうが読みやすいのだろうが、このゲラをずっと読んできた身としては、なんとなく愛着もあり、せっかく送っていただいたものなので大切に読んでいきたいという気持ちもあるのだ。だから今日届いた本は愛蔵版となる。愛しく愛でて楽しむのだ。

 

というわけで、キングの最新刊「アンダー・ザ・ドーム」の全貌をここで明らかにしたいと思う。もう、すでにネットではその偉容が公開されているので、フライングにはならないだろう。




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 どうだ、この素晴らしい堂々たる風格。昔からのキングファンとしては、やはり文藝春秋から刊行されるキングの単行本はハードカバーが良かったのだが、今回も前回の「悪霊の島」と同様のソフトカバーである。しかし、それにも関わらずこの大きさは只事ではない。上下あわせて二段組の1400ページ。すごい分量だ。だが、遅読のぼくが今月のはじめに読み始めて、もう少しで読み終わろうとしてるのだからどれだけこの本のリーダビリティが高いか、わかろうというものだ。

 

 みなさん、まだ感想は書けませんが、保証いたします。本書はキングの数ある著作の中でも一、二を争う面白さです。詳しくはまた後日感想で述べますが、本書を読み逃す手はありません。是非とも、お読みください。ほんと、素晴らしく面白いんですから。

 

 最語に@Schunagさん、ほんとうにありがとうございました。まさか自分がこんな素晴らしい体験をすることになるとは思ってもみませんでした。もうすぐキングは読み終わりますが、次はマイケル・コックス「夜の真義を」を読んでいきたいと思います。こちらもかなりいい評判なので、期待しております。