読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

古本購入記  2011年 1月

ここ二、三日ほんと暖かい日が続いているが、また寒くなるよね?それとも、このまま春になっちゃうの

か?いやいやそんなことないでしょ。だって、まだ二月だもの。二月っつったら、ぼくの人生の中では一

年で一番寒い月だったのだ。なのに、なんだこの陽気は?いまからこんなに暖かったら、今年の夏はとん

でもないことになってしまうじゃないか。やはり寒い時期には辛くとも寒い気候でなければいけない。そ

うでなきゃ寒暖のつりあいがとれないもの。ぼくが小学生の頃の冬といえば、外へ出れば寒いんじゃなく

て痛かったのだ。あまりの冷たさに顔がひび割れてしまうんじゃないかと思うほど痛く感じたものなの

だ。それがどうだ?最近の冬ってそんなに寒くないんじゃない?

地球が変化している。というか、人間が変化させてるのだ。寒くないのは過ごしやすくていいが、心の片

隅では素直に喜べない自分がいる。焦燥にも似たこの感覚をどう処理すればいいのだろうか。

というわけで、投げっぱなしのまま今回の古本購入記にいきたいと思う。先月買った古本は19冊17作

品。タイトルは以下のとおり。


「新・地底旅行」 奥泉光

「臓物大展覧会」 小林泰三

「またたび峠」 藤谷浩

「心中小説名作選」 藤本義一

「悪意の森(上下)」 タナ・フレンチ

「菅原幻斎怪異事件控」 喜安幸夫

「自宅の妾宅」 嵐山光三郎

「兇天使」 野阿梓

銀河英雄伝説7」 田中芳樹

「河畔に標なく」 船戸与一

「旧宮殿にて」 三雲岳斗

「怪奇・夢の城ホテル」 川辺敦

「エアーズ家の没落(上下)」 サラ・ウォーターズ

フラッシュフォワード」 ロバート・J・ソウヤー

「水銀虫」 朱川湊人

「柳生薔薇剣」 荒山徹

デンデラ」 佐藤友哉


今回でようやく「銀河英雄伝説」10巻が揃った。読むのはいつになるかわからないが^^。野阿梓

「兇天使」は以前に上下二巻本を買ってあったのだが、一冊本が出てたのを知って思わず購入。これくら

いの厚さが一番魅力的なんだなぁ。

今回、新刊も沢山購入。タイトルは以下のとおり。

「暗渠の宿」 西村賢太

「とっておき名短篇」 北村薫宮部みゆき

「名短篇ほりだしもの」   〃

ゴーストハント1 旧校舎怪談」 小野不由美

ゴーストハント2 人形の檻」    〃

「ロマンス、バイオレンス&ストロベリーリパブリック② 」深見真

この中では、やはりちくま文庫の二冊「とっておき名短篇」「名短篇ほりだしもの」が楽しみだ。こうい

ったアンソロジーは当たり外れも激しいが、この二人のタッグはやはり気になってしまう。

というわけで今回の古本購入記はこれまで。では、また一カ月後。