読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

古本購入記 2009年9月度

あのね、キングの「悪霊の島」が、いまだに行き着けの本屋に入荷されないのね。だから実物もまだ見れ

てない状態なのでございます。いつも不思議に思うのだが、欲しいと思う本に限ってなかなか入荷されな

いのだ。先月も「幽霊の2/3」を手に入れるために何回も本屋に通ったし、18日に発売されてるはず

のランズデール「ババ・ホ・テップ」は、今日ようやく買うことができた。これも発売日から何回も本屋

に通ったのだ。だが、待ちに待ったキングの新刊にはいまだあえず。ああはやくこの手にしたいものだ。

そうそう、奇想コレクションの新刊である「洋梨形の男」なんかとっくの昔に刊行されているのに、いま

だに本を見たことがないのだ。いったい、これはどういうことなのだろう。

というわけで、9月の古本購入は以下のとおり。

「おはなしの日」安達千夏

「判事よ自らを裁け」土屋隆夫

「聖悪女」      〃 

「デス・コレクターズ」ジャック・カーリィ

「ハル」瀬名秀明

「夏の光」田村優之

「短篇礼讃」大川渉編

「エンデュミオンと叡智の書」マシュー・スルト

アインシュタイン・セオリー」マーク・アルパート

「黒のトイフェル(上下)」フランク・シェッツィング

「鼻」曽根圭介

「贅肉」小池真理子

ハムレット狂詩曲」服部まゆみ

「虹の悲劇」皆川博子

以上15冊、14作品である。今回はそれほどめっけもんの本はなかったなぁ。いたってノーマルな収穫

である。うれしかったのは、娘の学園祭に行って文芸部の古本販売コーナーでみつけた「短篇礼讃」ね。

このちくまの短編集シリーズは、結構注目しているのだ。50円で買えました。あとは新刊で出た時にお

もしろそうだなと思っていた「アインシュタイン・セオリー」がはやくも100円コーナーで見つけられ

たこと。「夏の光」も見つけられてよかった。

というわけで、古本はこんな感じだったのだが、新刊はお粗末なもので

「夕暮れをすぎて」S・キング

“文学少女”と恋する挿話集 2」野村美月

の二冊のみ。ご存知のとおり、もう読んじゃいました。

さて、ではまたキング本を探しに行かなくてはいけないので、ここらへんでオサラバしたいと思います。