ぼくがもっている十兵衛像というのは、風太郎忍法帖で培ったものである。愛すべき人物だ。山田氏も愛着があるのだろう。なんせ、彼を主人公に三つも長編を書いているのだから。 本書はその柳生十兵衛トリロジーの最終巻なのである。 だが、そんな特別な存在…
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