2006-10-28 太陽を月に染めて 詩をたしなんだりして いわれない中傷や 孤独との闘いに疲れたとき きみの眼には、雨が降る 時に雨は激しく 神の御心のごとく無慈悲に降り続くが 永遠にではない 太陽を月に染めるが如く それは 不思議にも静謐な感動をもって きみの心をあたたかくする けだし、人の世は住みにくく だが、ひとりでは生きてゆけないものなのだ