読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

9月の読書メーター

2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2993ページ
ナイス数:100ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/26117/matome?invite_id=26117

■名短篇ほりだしもの (ちくま文庫)
石川桂郎が素晴らしい。
読了日:9月30日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22549744

サイダーハウス・ルール〈下〉 (文春文庫)
すべてがおさまるところにおさまった。メロニィが最後どうなるのかと気になったのだが、なるほど、そうきたか。とにかくこの作品は初期のアーヴイングの作品の中では抜群のリーダビリティでグイグイ読ませる。尚且つ物語的にも完成度は高く、歪んでいながら整然と進むようになっているレールの上を行くように歳月が過ぎてゆく。構築された世界とそこで息をしている実在するかのような人間たち。堪能した。
読了日:9月27日 著者:ジョン アーヴィング
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22483536

■スケッチトラベル
試みも素晴らしいが、集まった数々のアーティストの作品が本当に素晴らしい。イメージが刺激され、凡庸な日常から解き放たれます。
読了日:9月22日 著者:堤大介,ジェラルド・ゲルレ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22356084

■原爆の絵HIROSHIMA (童心社の画集)
あまりの悲惨さに言葉を失う。この世に現出した地獄だ。
読了日:9月22日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22355889

■やし酒飲み
口承の雰囲気を残したような独特の文体は訳ゆえのことかどうかまではわからなかったが、本書にうまく合っていた。そこで語られる物語は、まるっきり異界の物語であって、文化の違いをガツンと叩きつけられたかのようなショックにも似た酩酊感を味わわせてくれる。
読了日:9月18日 著者:エイモス・チュツオーラ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22258619

■ふくろう
最後、主人公と一緒に鬱屈した思いや、父の無念の陰にあった切実な願いや、無垢な生命に対する純粋な希望が混ざりあって涙が止まらなかった。
読了日:9月16日 著者:梶 よう子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22176424

■読まず嫌い。
読了して本好きとして、いつも心の底にあった焦りのようなものが緩和された気がする。読んでいる間は動揺する部分もあったのだが、やはり本を読むには時期というものがあるんだなと思う。特に古典名作といわれる作品にはね。だからこれからぼくは「カラマーゾフの兄弟」や「ドクトル・ジバゴ」や「アンナ・カレーニナ」や「風と共に去りぬ」や「アブサロム、アブサロム」などを読んでいく。絶対にね。
読了日:9月14日 著者:千野 帽子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22124500

■恐怖の研究 (ハヤカワ・ミステリ文庫 2-10)
クイーンとホームズと切り裂きジャックなんて、超豪華キャストではないですか!でも読んでみたらさほど面白くないんだよね、これが。
読了日:9月11日 著者:エラリイ・クイーン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22049609

■醜の歴史
良くも悪くも衝撃的。
読了日:9月9日 著者:ウンベルト エーコ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22007623

屍者の帝国
途中、いろいろと不満に思ったこともあったが、最後まで読んですべてが浄化された。現実をトレースした円城搭の言葉に涙が止まらなかった。
読了日:9月9日 著者:伊藤 計劃,円城 塔
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21986358


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