読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

11月の読書メーター

2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2253ページ
ナイス数:115ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/26117/matome?invite_id=26117

■ココ (上) (角川ホラー文庫)
変わっている。どこへ向かっているのかわからない。後に続くこの世界を彩るパーツは出てくるけど、それがどうつながっていくのかわからない。ベトナムは混乱と廃墟だ。空虚な心の深淵な洞穴だ。
読了日:11月28日 著者:ピーター・ストラウブ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24044657

週刊文春臨時増刊 東西ミステリー ベスト100 2013年 1/4号 [雑誌]
内容が結構入れ替わっている本書と前回と比べてみたら、どちらも国内、海外丁度半分の50冊前後読んでいた。これはどういうことだ?何かが見えてきそうなんだけど、それが特定できない。どちらにせよ、こういう試みはおもしろいものです。読んでいて無類に楽しい。それにしても今回の「内容紹介、うんちく」は誰が執筆しているのだろうか?
読了日:11月22日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23905163

■シスター
ダメ。まどろっこしい。
読了日:11月20日 著者:ロザムンド・ラプトン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23860081

■人もいない春 (角川文庫)
吉本新喜劇のお約束ギャグを待っているような気持ちで貫多のDVを心待ちにしている自分がいる。もはや、それはカタルシスの境地だ。また本短篇集では、いままでにない試みの作品も混じっていて、少し驚いた。賢太くん、こういうのも書くんだね。
読了日:11月17日 著者:西村 賢太
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23764985

■ペガサスの挽歌 (シリーズ 日本語の醍醐味 4)
ここに収録されている児童文学を除く八編は、みな異常な物語だ。悲劇と惨劇にいろどられた不浄の物語だ。そこには後に精華となる皆川作品の萌芽がみられる。しかもそれはほぼ完成形に近づいている。
読了日:11月13日 著者:皆川 博子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23691118

■きみはいい子 (一般書)
ラストに配されてる「うばすて山」が絶品。深く深く考えさせられる。
読了日:11月7日 著者:中脇 初枝
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23521142

■ディミター (創元推理文庫)
ミステリとしての結構はいい感じなのだが、それがあまりにも危うい均整を保って構築されているので、楽しめるまでに至ってない。ましてその真相はボロボロとこれみよがしに手掛かりを残しているので、カタストロフィ的な感動は皆無だった。
読了日:11月2日 著者:ウィリアム・ピーター・ブラッティ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23417572