読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

思考の過程は

いまさらながら気づくことがある

たとえば

人は心の中にもう一人の自分が居るってこととか

思いもよらない言葉が人を傷つけてしまうことがあるとか

表情は言葉以上にその人の気持ちを表していることとか

ほんとうは心の中でわかっていたことだけど

そういうことにあらためて気づかされる瞬間がある

こういう感覚は以前には感じたことがなかった

どうしてだろう?

これも歳をとったということだろうか?

以前は見えてなかったことが、歳を重ねて見えるようになってきたということだろうか?

それとも、歳を重ねて狡猾になったということだろうか?

よくわからない

窓の外を見る

暮れてゆく夕陽が空を真っ赤に焼いている

ぼくも一緒に焼いておくれ

その灼熱でぼくを灰にしておくれ

そうして、ぼくは再生する

すべてのしがらみを焼き捨てた新しいぼくが誕生するのだ

あかん、あかん、こんなこと考えたらあかんわ

いつもの自分ちゃうやん

こんなしょーもないこと考えるから、朝っぱらからお婆さん撥ねてまうんや

あんな怖い目には二度と遭いたないわ。昼まで足震えとったし

そやそや、今日は、はよ寝よ

寝たら全部リセットや

おやすみ、みんなおやすみ

明日は父さん、いつもの父さんになってるしな

みんなごめんな

今日は許してな