この本、ぼくはおもしろく読んだ。
神とは何ぞや?という長年の疑問に、一つの回答を与えてくれたことだけでも賞讃に値する。
それにしても、すごい情報量だ。
UFO、超能力、ポルターガイスト、空の軍隊、聖書、臨死体験、人工知能、進化論、宇宙科学、幽霊等々。
さすが『と学会』会長だけのことはある。これでもかというくらいの奇妙な現象のオンパレードだった。
なるほどねえ、真相は【サールの悪魔】だったんだ。
そうかあ、そういう次元なんだ。言われてみればかなり説得力あるなあ。鵜呑みにするわけじゃないけど、その可能性もありかなと思ってしまう。
好きだなあ、こういうオカルトっぽくてミステリアスな話。
はじめは眉唾もので読んだのだが、予想に反して楽しめた。
連綿と続くオカルト伝奇物の新たな収穫として記憶されるべき作品だと思う。