読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

古本購入記 2008年8月度

さて、ちょっと遅くなったが恒例の古本購入記である。先月はいつもよりおとなしくて17冊16作品だ

った。

久しぶりに買ったのが京極夏彦巷説百物語」。この人の本は「狂骨の夢」を読んだっきり一冊も読んで

ないのだが、この本は短編集みたいなので読みやすいかな?と購入。

野阿梓「兇天使(上下)」は、めずらしかったので買ったのだが、この人ってホモっぽいのが多いのか

な?

先月に続いてモリモリ買い続けているのは皆川博子の本なのだが、すでに紹介した「朱鱗の家」と「彼方

の微笑」「殺意の軽井沢・冬」「水底の祭り」の4冊購入。この中で言及しておきたいのが「殺意の軽井

沢・冬」だ。これは、本来ならスルーしちゃうはずだったのだが、パラパラ見てみると本人があとがきを

書いていたので思わず購入してしまった。

稲見一良「猟犬探偵」は、薄いので購入。この人も評判いいもんね。でも、もう亡くなっちゃったけど。

吉田修一東京湾景」は、まあお約束みたいなもの。

つかこうへい「二代目はクリスチャン」は昔これの映画をみて、すごく興奮したおぼえがあるので、買っ

てしまった。いまから思ってもあの映画は傑作だったんじゃないだろうか。

陳舜臣「幻の百花双瞳」は料理を扱ったミステリ短編集とのことでめずらしかったので購入。

宮部みゆき編「松本清張傑作短編コレクション(中)」は、見つければ買うようにしている。松本清張

て、あまり読んでないんだよね。

大岡昇平「夜の触手」は、めずらしくね?あまり見かけたことないんだけど。っていうか、この人って

「事件」以外にもミステリ書いてたんだ。

芦原すなおカワセミの森で」は、百円で売ってたのがとてもうれしくて思わず購入。あのミラちゃんに

また会える^^。

角田光代「太陽と毒ぐも」もお約束の購入。

平井和正「怪物はだれだ」は、まえの「サイボーグ・ブルース」に続いてまた買ってしまった。

吉田暁「サンマイ崩れ」は、あまり知らなかったのだが、角川ホラー文庫でこんなの出てたんですね。

乙川優三郎武家用心集」は、この人らしからぬタイトルに惹かれて思わず購入。

というわけで、今月は久しぶりにすべてコメント付きで列挙しました。これだけ買っていても、古本見に

行くと必ず一冊以上は手にして帰ってくるから、不思議なものである。まだまだ欲しい本はあるのだ。

奥が深いねぇ。