2006-04-03 雨 詩をたしなんだりして ぼくは雨がすきです 胸が躍るくらいすきです 平凡な毎日が長く続いたおりに突然降る雨などは、とてもすきです 濡れた木の葉からしたたる露 水を含んで、幾分か重たくなったような石 けぶる景色のなかにぼくが飛びます ウルトラマリーンの海を泳ぐようにぼくが飛びます ぼくは雨が好きです 雨のときの空の色がすきです 明日、ぼくは死にます