また古本屋で100円本を買ってしまいました。
■多島斗志之 「追憶列車」
これは短編集らしい。この人は「症例A」1作しか読んでない。しかも、それが期待外れだった。
でも、この短編集はバラエティーに富んでてなかなかおもしろそうだと思った。期待通りだとよいのだ
が・・・。
■貫井徳郎 「天使の屍」
この人の本は、見かけると買うようにしている。この人も1冊しか読んだことないのだが、それがこと
の他よかったので。
■高橋克彦 「前世の記憶」
この記憶シリーズは、前作の「緋いの記憶」の中の1編を読んだことがあって、大変感心した。過去を
さぐる物語というのはおもしろいと思う。なぜかそこには恐怖がつきまとうみたいだ。
■中島らも「白いメリーさん」
これも気になってた本だ。筒井と椎名をあわせもったような感覚なんじゃないかとアタリをつけている
のだが、どんなもんかな?
■連城三紀彦 「密やかな喪服」
この人は、読まないといけないと思いつつ今まで1冊も読まずにきてしまった。持ってないミステリ系
の本は、見つけると必ず買うようにしている。短編集だが、なかなかよさそうだ。
■牧野 修 「スイート・リトル・ベイビー」
角川ホラー文庫の1冊。この人も未読作家だ。なんか忌まわしい感じがして、手を出せずにいた。この
本で小手調べと思ったのだが、内容見るとなんか「黒い家」っぽい匂いがして、エグそうな感じ。
■渡辺淳一 「小指のいたみ」
このあいだ「白き手の報復」をこのブログで紹介して、もしかしてまだ読んでない短編があるのではと
思いさがしてみた。名編といわれる「酔いどれ天使」が収録されているそうだ。
■アンドリュー・テイラー「天使の遊戯」
誘拐物だが、ちょっとサイコっぽいのかな?サイコ系は食傷気味なのだが、この解説読んで買わない手
はないでしょう。大いに期待かけちゃいました。
■ジョン・コナリー 「死せるものすべてに」
こちらも、猟奇殺人を扱っている。主人公である私立探偵の妻子が惨殺され、顔をはがされていたとい
うのである。ディーヴァーも絶賛しているという言葉にほだされて買ってしまった。
講談社の海外ミステリーは、どうしても二流の印象が強い。ぼくの中では、早川が正統派で、創元がマ
ニアック、文春が早川と並ぶ感じで、扶桑と講談は二流というランク付けになっている。でも、中には
これは!と思う作品もあるのである。
こうやって節約しておいて新刊でこれだ!と思うのが出ると買うようにしてるのだが、今回とうとう大
きな買い物をしてしまった。
いまから読むのがとても楽しみなのだが、いま全世界で「ダ・ヴィンチ・コード」並の熱狂を巻き起こ
しているエリザベス・コストヴァ「ヒストリアン」である。Ⅰ、Ⅱ巻あわせて3570円。これで、こ
の本がおもしろくなかったらとても後悔することになるのだが、いやいやぼくの嗅覚には確かなごちそ
うの匂いが漂ってきてるのである。う~ん、ほんと楽しみだな。