先の記事からだいたい一ヶ月たったので、また古本購入記を更新したいと思う。
だがその前に今日新刊書店に行ってきたのでちょっと書いておこうと思う。もちろん目的はあの「ハンニ
バル・ライジング」である。冷静に考えて今買ってもすぐ読めないと判断したので購入は見合わせたのだ
が、パラパラ見て驚いた。本を開いてすぐに宮本武蔵の描いた画が載っているのだ。いったい中身とどう
いう関係があるんだろう?日本と関係してくるのだろうか?読むのがとっても楽しみだ。
他にも気になる本があった。あの「オルタード・カーボン」の続編の「ブロークン・エンジェル」だ。解
説の北上次郎氏によると今回はハードボイルドというより冒険物としての特色が濃厚とのこと。これも欲
しいなー。でも3000円は高いなー。
というわけで、それでは古本購入記いってみようか。今回は全部で26冊。ほぼ一日一冊買っている計算
になる。どうしてこんなに欲しい本があるんだろう?行くたびに、欲しい本が目についてしまう。
では今回はとりあえず買った本を箇条書きにしてみよう。
ヴァンス・ボアジェイリー 「オールド・ソルジャー」
バーバラ・ローガン 「ブルックリン救急病棟」
盛田隆二 「おいしい水」
鈴木輝一郎「狂気の父を敬え」
〃 「白浪五人男」
望月諒子 「呪い人形」
角田光代 「あしたはうんと遠くへいこう」
〃 「愛がなんだ」
〃 「真昼の花」
川田武 「五月十五日のチャップリン」
池井戸潤 「MIST」
ジョー・R・ランズデール 「バッド・チリ」
曽野綾子 「星と魚の物語」
渡辺淳一 「光と影」
森絵都 「つきのふね」
柴崎友香 「きょうのできごと」
池上永一 「風車祭」
佐藤多佳子「サマータイム」
アリス・マンロー 「イラクサ」
中町信 「模倣の殺意」
トム・イードスン 「セント・アグネスの戦い」
多岐川恭 「落ちる」(東京創元社文庫)
芦原すなお「松ヶ枝町サーガ」
〃 「山桃寺まえみち」
打海文三 「そこに薔薇があった」
早坂暁 「日本ルイ十六世伝」
ふう。結構疲れるねこれ。この中でうれしかったのが鈴木輝一郎の二冊とアリス・マンロー「イラクサ」
だ。鈴木輝一郎は人気のない作家だから、ぼくがいつも廻ってる古本屋では本自体あまり見かけないの
で見つけたらすぐ買うようにしているのだが、驚いたことに「白浪五人男」の方はサイン本だった。
この人のサイン本がネットだったら幾らで売られているのか知らないが、105円では売られていないだ
ろう。すごくうれしい。アリス・マンローは欲しかったのだが、高いので見合わせていた本だった。こん
なに安く買えてほんとうれしい。芦原すなおの二冊もあまり見かけないので、おもわず買ってしまった。
「松ヶ枝町サーガ」がすごくおもしろそう。早坂暁といえば「ダウンタウンヒーローズ」だが、そういえ
ばこの「日本ルイ十六世伝」が刊行された当時、ちょっと気になっていたのを思い出した。だから購入。
最近ほんとに買ったか買ってないのか思い出せなくなってきた。これはヤバイ。重複する本続出である。
読んだ本は内容は別にして、読んだか読んでないかというのは憶えている。だから気をつけなければいけ
ないのは一冊も読んだことのない作家だ。それを肝に銘じるようになったので、幸いにも今回は重複作品
はなかった。でも、それを悩んでる行為が自分的に許せない。本を手にとって、買ったかどうか一生懸命
思い出してるという行為がガマンならない。しかし、これはどうしようもないことなのだろうなぁ。