読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2012-07-17から1日間の記事一覧

コルタサル「遊戯の終わり」

アルゼンチンの作家フリオ・コルタサルの短編集である。以前国書刊行会から単行本として刊行されていたが、長らく絶版だったのを岩波文庫から加筆、修正しての刊行なのである。だから、名のみ知る本を読めると思ってけっこう期待が大きかった。 ところがであ…