凪の辻に向かって記憶を辿ってきた道は、曖昧さと困惑を微妙にブレンドした重石を心にのせて歩く苦難 の道だった。踏みしめる道の表面は粗く割られた土器の破片が敷きつめられている。炎天下の暑気にやら れて隣りを歩くオッチも今にも倒れそうだ。 少し先に…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。