読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2006-12-27から1日間の記事一覧

ジル・マゴーン「騙し絵の檻」

この本は多大な期待をもって読んだ。だって、『戦後のベストスリー』だとか『クリスティ、ブランドの傑作にも比肩しうる』とかいわれた日には鼻息も荒くなろうというものだ。 しかし、また前評判に躍らされた。期待でパンパンに膨らんだ胸がラストで一気にし…