読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2006-08-10から1日間の記事一覧

エイミー・ブルーム「銀の水」

非常におもしろく読んだ。すべての短編において、扱っている題材は『アメリカの悲劇』である。しかし、暗くもないし不安にもならない。ブルームの筆勢は、過剰にならず適度なスピードで誘導してくれるから、こちらとしてはショッキングな展開でも自然に受け…