読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

古本購入記  2010年10月

ポプラ社小説大賞を水嶋ヒロが獲ったということで、いまツイッター上でもすごい話題になっているが、

どうなんでしょうね。これ実際に本を読んでみないことにはなんともいえないですよね。ぼく個人の思い

としては出来レースなんかじゃなくて水嶋ヒロ自身が実力で獲っててくれたら快哉を叫んじゃうんだけど

ね。このポプラ社小説大賞ってのは第一回以来今回の第五回まで大賞受賞作がなかったわけなのだが、そ

の第一回受賞作である方波見大志「削除ボーイズ0326」を読んでなかったので、今度読んでみようと

思ってる。これ、刊行されたとき時間SFの新機軸なんていわれてたので興味はあったんだけど、文庫に

なるまで待ってようかと思いながら、実際文庫化されたら興味がなくなってたんだよね。

というわけで、今回の古本購入記のはじまりはじまり。今回購入したのは15作品17冊。タイトルは以

下のとおり。


「少女ノイズ」 三雲岳斗

「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」 宮部みゆき

安徳天皇漂海記」 宇月原晴明

「聖灰の暗号(上下)」 帚木蓬生

「漆黒の王子」 初野晴

夜想」 貫井徳郎

「怪」 嵐山光三郎

「ミステリーのおきて102条」 阿刀田高

「青に候」 志水辰夫

「夜ふかし屋敷のしのび足」 コニス・リトル

「ドイツ幻想小説傑作集」 種村季弘

「すべてのものをひとつの夜が待つ」 篠田真由美

「白光」 連城三紀彦

「第四の手(上下)」 ジョン・アーヴィング

「世界SF大賞傑作選8」 アシモフ

なかなか素晴らしいラインナップでしょ?特筆すべきは宮部みゆきの最新単行本である「あんじゅう」が

50円で購入できたことだろう。これはGEOで買ったのだが、丁度在庫処分をしていたようでタイミン

グよく買えてよかった。GEOはもう古本からは撤退するのかな?あとは嵐山光三郎「怪」がイラスト

入りのサイン本だったのがちょっとしたサプライズ。ファンでもなんでもないのだが、サイン本はやはり

うれしい。

では、新刊のほうもいってみましようか。


「ぼくを忘れたスパイ(上下)」 キース・トムスン

「音もなく少女は」 ボストン・テラン

「ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック」 深見真

「愛しい骨」 キャロル・オコネル

「失踪家族」 リンウッド・バークレイ

「ばかもの」 絲山秋子

「ファンダ・メンダ・マウス」 大間九郎

「死なない生徒殺人事件」 野崎まど


こちらも結構買いましたよ。だってね、今年の翻訳ミステリーはかなり盛況なのでありますよ。前回と今

回の新刊購入本を合わせると今年の年末のミステリーベストはほとんど網羅できるんじゃないの?なんち

ゃって。

あと久々にラノベ関係も色々購入しております。こちらも期待大の作品ばかりですね。

さて、これから年末にかけていったいどれだけの本を消化できることやら。気ばかりが焦るなぁ。