一言メッセージでも書いているが、最近ずっと「水曜どうでしょう」を観ているのである。これが、もう
ひたすらめっぽう面白いのだ。この番組は何年も前に偶然テレビで観たことがあって、そのときはあの最
高傑作「四国八十八ヶ所巡りⅡ」の恐怖の一夜を観たのだが、あの頃はまだ大泉洋って人のことをあんま
り知らなくて、最近よくテレビで見かけるタレントだなと思ったくらいだったのだ。それが、あーた、な
んとなく観てたにも関わらず、笑える笑える、なんとも小気味よく笑かしてくれるではないか。ただ単に
男たちがレンタカーに乗ってお遍路しているだけなのに、これがすこぶる面白い。大泉洋のしゃべりとそ
の場に漲る高揚感が一体となって、おもわず惹きこまれてしまうのだ。そのときは、ああ、おもしろい番
組観たなぁという感じで終わったのだが、最近ひょんなことから、それが大泉洋の「水曜どうでしょう」
という大人気番組だったということを知ってネットで調べてみたら、他にもいろんなオモシロ企画がある
ではないか。
というわけで、いま、ぼくは「水曜どうでしょう」にどっぷりハマってしまっているのである。もう、大
泉君最高だね。ぼかぁ、きみをずっと追いかけていくよ。道民のみなさんが、きみを誇りに思ってるって
いうのも、いまではよくわかるよ。全国区に進出しちゃ、嫌だって嘆いていたのもよくわかるよ。だって
こんなに親しみやすくて面白い奴を手放してしまうのは、ほんとに忍びないものね。
と、古本とはまったく関係のないことを長々と書いてしまった。
では、さっそくいってみましょうか。今月は23冊の購入でございます。
「モビィ・ドール」 熊谷達也
「戦争を演じた神々たち[全]」 大原まり子
「血と薔薇の誘う夜に―吸血鬼ホラー傑作選」 東雅夫 編
「闇夜に怪を語れば―百物語ホラー傑作選」 〃
「最後の晩餐の作り方」 ジョン・ランチェスター
「銅婚式」 佐野洋
「シャトゥーン ヒグマの森」 増田俊也
「五右衛門妖戦記」 朝松健
「あわせ鏡に飛び込んで」 井上夢人
「吉原手引草」 松井今朝子
「エピデミック」 川端裕人
「おとこくらべ」 嵐山光三郎
「文豪のミステリー小説」 山前譲 編
「夜をゆく飛行機」 角田光代
「黄金旅風」 飯嶋和一
「死体のない事件」 レオ・ブルース
「新興宗教オモイデ教」 大槻ケンジ
「聖なる血―竜の黙示録」 篠田真由美
「アイルランドの柩」 エリン・ハート
「グランド・ミステリー」 奥泉光
「加田伶太郎全集」 福永武彦
「陽気なギャングの日常と襲撃」 伊坂幸太郎
「アヒルと鴨のコインロッカー」 〃
これに今月は新刊本としてマックス・ブルックス「WORLD WAR Z」が加わる。
今月買った古本の中で特に言及するものはないかな。ま、ようやく「グランド・ミステリー」が手に入っ
たのがちょっとうれしいかな。単行本だしね。
というわけで、今月もまたまた買っちゃうんだろうなぁ。