読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

古本購入記 2009年6月度

今月は、ちょっと控えましたよ。14冊、13作品。ね?いつもよりちょっと少ないでしょ?

タイトルは以下のとおり。


「泣かない女 ― 短篇セレクションミステリー篇」 小池真理子

「律子慕情」 小池真理子

「ジュリエット」 伊島りすと

「リピート」 乾くるみ

「TVJ」 五十嵐貴久

「息子を奪ったあなたへ」 クリス・クリーヴ

「遊部(上下)」 梓澤要

「処刑御使」 荒山徹

「ミステリ・オペラ」 山田正紀

「春喪祭」 赤江瀑

「蝶の骨」  〃

ハルビン・カフェ」 打海文三

「夜と霧の隅で」 北杜夫

小池真理子は普段あまり買わないのだが、「律子慕情」は叙情ホラー小説として興味があり、「泣かない

女」は短篇としてのおもしろさを期待して購入。

伊島りすとは、そんなに気にしてなかったのだが、よくよく注目してみると黙って通りすぎてはいけない

気がして購入した。

「息子を奪ったあなたへ」はこの題材でいったいどんな感動物語を紡いでくれたんだろうと注目した。

「遊部」「処刑御使」は以前から欲しいと思っていた時代物。特に「遊部」はいままでにないタイプの時

代物のようで楽しみだ。

またまた買ってしまった山田正紀は、誰もが知ってる大作ミステリだ。これは読むつもりなかったのだが

単行本のオビにあの皆川博子様のお言葉があったので、思わず購入。もう病気なのだ。皆川博子が解説書

いてるってだけで、その本が欲しくなっちゃうんだから。たとえば藤沢周平の「風の果て」とかね。

ところで、この「ミステリ・オペラ」誰か読んでる人います?

赤江瀑も、皆川熱から波及して集めることになった。今回購入した本はそこそこめずらしいのかな?

ハルビン・カフェ」も以前から欲しいと思ってた本。これはなかなか読み応えありそうだ。

北杜夫も最近ちょっと気になる作家。この芥川賞受賞作は題材がおもしろそうだと思うのだが、どうだろ

う。

ということで、今回はこんな感じでございます。新刊本は、買ってません。京極夏彦の「厭な小説」を買

おうと思ってそのままになっちゃってます^^。