ビートルズの楽曲で何が一番好きか?なんていう番組を随分昔に観た憶えがある。確かベストテン形式
で、大々的にアンケートをとってベスト50か100を発表していってたはずだ。そして、それぞれの曲
を日本のアーティストが歌っていたようにおもう。
このときの1位は「レット・イット・ビー」だったか「抱きしめたい」だったか。上位10曲は、もう誰
んでいた。ぼくもこれらの曲は大好きで、はっきりいって何度聴いても飽きることがない。あの曲のメロ
ディを耳にするだけで心の芯が満ち足りていくのがわかるくらいである。
さすがビートルズ、偉大なバンドだったなぁと思う。全世界の認識を改めさし、後に続く数多くのアーテ
ィストに多大なる影響を与えたバンド。あらゆる意味で彼らを越えるバンドはいないなと思ってしまう。
しかし、彼らのことを語るには、あまりにもポピュラーで、あまりにも当たり前すぎるゆえ、定番をとお
り越して口にするのが恥ずかしくなってしまうのが実情だ。いまさら何?とも思ってしまうし、あらため
て言われなくても、そんなことわかってるとも思ってしまう。
でも、一度でいいからこの彼らの楽曲の中でぼくが心底好きな二曲のことを語っておきたかったのだ。
そのうちの一曲がこれ↓
この曲は、ビートルズを熱中して聴いていた小学生の頃はなんとなくスルーしていたのだが、成長するに
つれていつしかこの印象的なメロディが頭の中で鳴り響くようになって、大好きになった曲。ご存知のと
おりこの曲はアルバム「マジカル・ミステリー・ツアー」に収録されているのだが、このアルバムの前作に
あたる「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド 」に収録されている「ルーシ
ー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」と双璧を成す、ビートルズ楽曲の中でももっともサイケ
デリックな一曲だ。だって、歌詞なんかもまるで意味を成さないし、タイトルにしたって「鏡の国のアリ
ス」に出てくるセイウチ大工からとられてるってんだから、おもしろいではないか(小学生の頃はこの曲
のことを「エッグマン」だと思っていたのだが、大いなる勘違いである)。機会があれば、一度訳詩を見
て欲しい。なんとも奇妙で不気味な歌詞なのだ(エドガー・アラン・ポーも出てくるしね^^)。
そして、もう一曲がこれ↓
これは歌詞は別にして、このメロディラインが大好きなのである。はじめて聴いたときは鳥肌がたった。
酔していたインドの導師マリハシ・ヨギに失望して、ジョンが怒りにまかせて書いた曲だといわれている
が、真相はまた別にあったようである。それにしても心に残るメロディだと思いませんか。ぼくは大好き
である。
基本的に、ぼくはビートルズの曲の中では圧倒的にポールのボーカルの曲の方が好きなのだが、なぜかも
っとも好きな二曲はジョンのボーカルの曲なのである。変なの。
ということで、ポールにも登場願いましょうか^^。有名な曲は別にして(っていうか、ビートルズの曲
で有名でない曲を探すほうが大変なんだけど)、ぼくが気に入ってる彼の曲はこれ↓
この曲はもうメンバーの心が離れはじめていた解散間近に作られた「アビイロード」に収録されている。
歌詞はすごく即物的なのだが、ポールお得意の対照的な二部構成が冴える一曲。このアルバムからもう一
曲いってみましょうか↓
「The End」まで含まれてるのでご注意ください^^。これアルバムで聴くとずーっと続いてるか
ら最初聴いたときにはとても混乱したのだ。メドレーになってるのね。この曲はポールの義妹の持ってい
たソング・ブック(絵本)に載っていた歌にヒントを得て作られた曲だそうなのだが。まさに、奇跡的な
メロディラインである。素晴らしい。
ズの楽曲で好きな曲は何ですか?よろしければ、恥じも外聞もなくお答えください^^。