読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

「皆川熱にとりつかれて買っちゃいました!」

さて、ここんとこ好き好き大好き超愛してる状態の皆川博子様なのだが、もう、どうしたらいいのってく

らいの熱狂ぶりに自分でも驚いている。この歳になって、まるでアイドルを追っかける直情なファンその

ものの上せぶりが我ながらおかしい。でも、この感情は止められない。また止める気もない。久しぶりに

味わうこの情熱の昂ぶりを噛みしめ噛みしめ愉しんでいる。

とまあ、前置きはこれくらいにして、本題にいってみようか。

今回、こうしてわざわざ記事を書いたのは他でもない。彼女の本を買ったってことを報告したかっただけ

なのだ。わー、なんて自己満足な記事なんだー。我ながらおかしいとは思うがそれでも自慢したかったん

だもん。

で、問題の本なのだが、これが今回皆川熱にとりつかれた当初から欲しい欲しいと思っていた「聖餐城」

なのである。この本、739ページもあるなんとも分厚い本で、ぼくなんてもうそれだけで無条件に欲し

くなってしまうのだ。なにをかくそう、ぼくは分厚い本マニアなのである。昔から、500ページ以上の

一冊本には目がなかったのだ。だから、ガダラの豚の単行本が出たときは狂喜乱舞したものだ。手に入れた本

を開いたり、ひっくり返したり、頬ずりしたりと自分を抑えられない感情が噴出してしまうのである。

同じくいいなづけも、なんとか苦労して手に入れた。これなんか838ページもあるのである。もう、クラクラと眩

暈がしそうなほどだ。

そういえば、紙葉の家も800ページあったなぁ。これも愛しい本だ。内容はなんとも不気味なホラーだけど、この

本の装丁や造りには心底惚れ込んだ。ソニーマガジンズって凄い出版社だなと舌を巻いたものだ。

こうして思い出してみると、一時期の島田荘司の本にもそういう分厚い本があったなぁ。「暗闇坂の人喰

いの木」、「水晶のピラミッド」、「眩暈」、「アトポス」。ここらへんの単行本はみな一様に分厚かっ

た。中でも「アトポス」の造本にはシビレたなぁ。

とまあ、こんな感じでぼくは分厚い本が大好きなのだ。

そこで「聖餐城」である。

まずは、三頌亭日乗のもねさんの記事をご覧いただきたい→最新入荷事情など

ご覧いただけましたか?ぼくはこの記事を見て、おおいに刺激を受けたわけなのだ。それまでは気になっ

てはいたけど、まだいいかと心を静めていたにも関わらず、このもねさんの記事を見ていてもたってもい

られなくなったわけなのである。だってあの記事にアップされていた写真の中の「聖餐城」の分厚いこと

といったら。八冊並んだ中での、あの堂々たる分厚い体躯。黒を基調とした落ち着いた表紙。また「聖餐

城」という字面のインパクト!もう、これで頭の中の線が切れる音が聞こえちゃいました。だから、即ネ

ットで注文して買っちゃったんだな、これが。そして、その本が昨日届いたのである。

どうか見てやってください。

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どうですか?この威風堂々たる素晴らしい本!くぅーっ!本好きマインドくすぐるねー!

いやあ、どうもすいません。これだけなんです。このためだけにこの記事書いてしまいました。

ほんと、すいません。でも、いまぼくはすごく満足しております^^。