読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

古本購入記 2008年5月度

今月は、また結構買ってしまった。29冊だって。また調子に乗ったものだ。でも、今月はなかなかいい

のが手に入ったので、正直いつもより満足している。では、いつものごとく書き出してみよう。

1  「タフの方舟1」 J・R・R・マーティン

2  「天使の鬱屈」 アンドリュー・テイラー

3  「家元の女弟子」 戸坂康二

4  「隠蔽捜査」 今野敏

5  「暗闇の声」 吉行淳之介

6  「わが母の教えたまいし歌」 松村光生

7  「前夜祭」 連城三紀彦

8  「長崎乱楽坂」 吉田修一

9  「7月4日通り」  〃

10 「ダミーフェイス」 映島巡

11 「楽園ニュース」 ディヴィッド・ロッジ

12 「南神威島」 西村京太郎

13 「アマンダ」 アンドリュー・クラヴァン

14 「雪姫伝説」 南條範夫

15 「はぐれ五右衛門」 鈴木輝一郎

16 「海神の晩餐」 若竹七海

17 「八月の降霊会」  〃

18 「摩天楼のサファリ」 G・C・チェスブロ

19 「残虐記」 桐野夏生

20 「サイボーグ・ブルース」 平井和正

21 「殺人はリビエラで」 トニー・ケンリック

22 「誰もが戻れない」 ピーター・ロビンスン

23 「不思議島」 多島斗志之

24 「神々の賭け」 南原幹雄

25 「夜にかかる虹」 角田光代

26 「眠らない少女」 高橋克彦

27 「犬吉」  諸田玲子

28 「お鳥見女房」 〃

29 「タイタンの妖女」 カート・ヴォネガット・ジュニア

今回の満足品は、やはりディヴィッド・ロッジ「楽園ニュース」かな。これは何年も前に本屋で見かけた

とき欲しいなあと思ってたのだ。この表紙の絵の感じは大好きである。あと西村京太郎「南神威島」って

の珍しくね?ぼく的にはあまり見かけたことないんだけど。でもネットで調べてみたら、普通にある本み

たい^^。時代小説もめぼしいのは買うようにしているが南條範夫「雪姫伝説」は、この人の幻想譚ばか

り集めてあるらしくておもしろそうだ。南原幹雄は、その昔に「大奥十八景」というのを読んで、なかな

かエロい話書く人だなぁと感心したっきり一冊も読んでないのだが、「神々の賭け」は解説を宮部みゆき

が書いていたので、ちょっと興味を惹かれた。諸田玲子「犬吉」は着眼点がおもしろそう。「お鳥見女

房」は主人公のキャラクターが秀逸だそうで、これも楽しみだ。あと高橋克彦「眠らない少女」は自選短

編集だそうで、読み応えありそうだ。

というわけで、やはり病気は治ってない。これからもどんどん進行していくと思われ・・・・。