読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

またまた蔵書紹介

また懲りもせず家にある本を引っ張り出してきました。

今回は節操なく紹介してみたいと思います。

まずは刊行当時(1993年)即購入したにもかかわらず、いまだに恐れをなして手がつけられないでい


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この航空力学、パヴロフ派心理学、映画、マンダラ、ゲルマン神話、コミック、SM、経済学、超能力、

革命、ドラッグ、タロット、ロマンス、ポルノ、植民地、スパイ、闇市、降霊会などのあらゆる知識、あ

らゆる断片、あらゆるアイディアとガラクタをかきあつめ、あらゆる境界線を破壊する百科全書的アメリ

カ文学である本書を読もうと踏ん切りつけるには、かなりの勇気がいるものなのです。う~ん、いったい

いつになったら読むことができるのか。っていうか、ほんとに読むのか?


お次は、そのピンチョンの後継者的な存在であるデビッド=フォスター・ウォレスの「ヴィトゲンシュタ

インの箒」。

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これは読むのがすごく楽しみな一冊。あらすじがまったく載ってないから、内容がぜんぜん

わからないってのが気に入ってます(笑)。


次は、あんまり見かけなくなった文庫三冊紹介しましょうか。

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ロスの「素晴らしいアメリカ野球」は、いまでも時々100円で売ってたりしますね。もともとぼくは、

野球にはまったく興味ないので、この手の本はあまり食指が動かないのですが、本書とキンセラの「シュ

ーレス・ジョー」だけは読んでおこうかなと思ってます。

マッカラーズは何冊か持ってますが、ここに紹介する「心は孤独な狩人」だけがなかなか手に入りません

んでした。オークションで手に入れた時は心底うれしかったですね。

スタインベックピピン四世三日天下」は、大好きなスタインベックゆえ思わず買ってしまった一冊。あ

まりおもしろそうな内容じゃないんですが、ファン心理ゆえの行動ですね(笑)。


最後にミステリを二冊。

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スタンリイ・エリンは、いまだ一冊も読んだことがありません。そういう作家は数多く、レックス・スタ

ウトもジョルジュ・シムノンもクレイグ・ライスもディック・フランシスもサラ・パレツキーもスー・グ

ラフトンもいまだに一冊も読んだことがありません(笑)。これでいいのか?と思うのですが、これだけ

多くの書物の海のなかですべてを網羅するのは至難の業に近いものがありますね。ただ単に、ぼくの読書

スピードが遅いだけってことなのかもしれませんが(笑)。