いったい舞城君はどうしちゃったんだろう?と思っていたら、つい先日の新聞に『新潮』の広告が載っ
ていて、ディスコ探偵の第三部が発表されていた。
喜ばしい限りである。でも、このディスコ探偵なるもの、いったいどういう話なのか皆目見当つかない
のがビミョーな感じだ^^。本になるのが楽しみだ。とにかく舞城君が埋没したわけではないことがわ
かって良かった。
話は変わるが、また古本を買ってしまった。
驚いたのが垣根涼介「ゆりかごで眠れ」だ。なんと著者のサイン本だったのだ。これは、すっごくお得
なのではないか。この著者の本は一冊も読んでないしファンでもなんでもないのだが、ミーハーなぼく
はただ単にうれしい。
あのナスティホラーで有名なジェームズ・ハーバートの本が講談社文庫から出てたとは知らなかった。
「悪夢」という本である。これは従来の著者の路線とは大きくかけ離れたホラーみたいで、ちょっと期
待大。
藤崎慎吾「クリスタルサイレンス」のソノラマ文庫バージョンも買ってしまった。早川JA文庫のバー
ジョンもいいが、本家本元ということでこちらの方に魅力を感じてしまった。
こんな本があったのかと初対面だったのがシャルル・エクスブライヤ「死体をどうぞ」。フレンチのよ
うだが、さていったいどんな感触なんだろう?
いま、大いに注目しているラノベでも収穫はあった。
手垢のついたサイコ物で注目を集めるとみなが貴和「EDGE」シリーズの1、2、3も購入。これは
期待したい。すごくおもしろそうだ。
「このライトノベルが読みたい」で第2位だった時雨沢恵「キノの旅」も購入。短編集形式で語られる
様々な物語は、かわいらしい表紙に反してなかなか骨のある話のようだ。
そうそう、これは見つからないだろうなと諦めていた黒田研二「嘘つきパズル」も運良く見つけること
ができた。冗談で構築されたような話みたいだが本格ロジックは健在という稀な作品のようで、これも
期待してる。
角川ホラー文庫は、あまりにも多くの作品が出ててすべてを把握しきれてなかったが、国分寺公彦「盗
み耳」なんて本が出てたのは知らなかった。ちょっと変態っぽくておもしろそう。いったいどんな感触
なんだろう。
これだから、古本屋はおもしろい。思わぬ発見がアドレナリンを放出する。もしかしたら、脳内麻薬も
出てるのかもしれない。だから、やめられないのだろう^^。