月が西の中空に浮かぶころ
懐かしい記憶がよみがえる
夜の運動場
青白い白熱灯
文化祭前夜のあわただしいひととき
自分が一番だと思ってたあの頃
負ける気なんてしなかった
自転車の後ろに乗った君は
ぼくの背中に顔を押し付け
いい匂いがするって言ってた
台本なんて憶えてなかった
それでも良かった
何をしても楽しかった
ギターが奏でるアルペジオ
どこかで聴いた曲は
転調をくりかえし、やがてビートルズの曲へ
夜の運動場
青白い白熱灯
文化祭前夜のみんなが熱いひととき
懐かしい記憶
どんなにがんばっても
二度と戻ってこないあの日々