読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

気になってるんだけど一冊も読めてない作家

 多いんですよね、そういう作家って。

 最近の人でいえば、浅暮三文なんてとても気になる。感覚的な小説を得意とするらしいが、いったいどういうものなのか味わってみたい。それにセンスも良さそうだし^^。

 だって、メフィスト賞を受賞したデビュー作なんて「ダブ(エ)ストン街道」でしょ。すごいセンスじゃありませんか。おおいに期待しちゃいます。

 谺 健二も気になってる。書き込みすごそうだし、なんか読む前から圧倒される感じだ。鮎川賞を受賞した「未明の悪夢」も気になるが「殉霊」なんかもすごくおもしろそうだ。

 ミステリ畑からはちょっと離れるが、佐藤亜紀もすっごく気になる。この人はなんか別格の匂いがする。ファンタジー大賞を受賞した「バルタザールの遍歴」からして古典的な風格があるではないか。

 そうそう古川日出男を忘れてた。彼も別格の匂いがする。特に初期の「13」、「沈黙」、「アラビアの夜の種族」などは必読なんじゃないかと思う。でも、まだ読めてないんだな^^。

 限りなく文芸に近くなってしまうが、保坂和志町田康も気になる。でも、まだ一冊も読めてない。ちょっと時代をさかのぼれば、皆川博子光瀬龍連城三紀彦、なども全然手つかずだ。

 う~ん、なんともなさけないことになってきたぞ。
 
 これに海外作品を加えれば、いったいどれほどの作家を知らないことになるんだろう?まだまだ読書の地平は続く。

 いつになったら、満足するんだろうか?