続けて読ませる魅力あるシリーズなのでございます。いまのところ、毎回主人公であるワシントン・ポーがなかなかの窮地に立たされる導入から物語が始まるのだが、今回は、かつて実の娘を殺害した罪でポーが逮捕した男がいたのだが、その殺されたはずの娘が六年たったいま、突然現れたのである。DNA鑑定の結果もその女性が当人だと証明している。ポーは、誤認逮捕したのか?冤罪だったのか?しかも犯人として六年刑務所にいた男は、料理界のカリスマシェフであり富と名声をほしいままにした男だったのである。すべての証拠がポーを崖っぷちに追いつめる。さあ、この窮地をどう脱するのか?
という感じ。カリスマシェフであるジャレド・キートンは、ポーの目から見て確実にサイコパスであり、人を操る術に長け、その場の空気を一変させるような人心掌握などお手のもの。あらゆる面で油断も隙もない男。しかしポーは自分の判断が間違ってなかったと確信している。でも現れた娘はすべての証拠がキートンの実の娘だと指している。なぜ、今ごろ現れたのか?彼女は本当にキートンの娘なのか?そこに隠された意図はなんなのか?
ポーの窮地から本書は始まると書いたが、開巻早々ポーは逮捕されるのである。それもぐしょ濡れで。いったいどうなってんの?何があったの?という心配と不安と懐疑いっぱいの状態で読者はスタートする。でも、彼には仲間がいる。頭脳明晰、パソコンを駆使してどんな問題でも明確な答えを導きだすティリー・ブラッドショー。かつての部下であり、いまはポーの上司であるステファニー・フリン。前作では半目だったがいまは良き理解者であるカンブリア州警察警視のイアン・ギャンブル。ポーとは古い付き合いでありセクシー・ダイナマイト・ボートレース(byヤーレンズ)の病理学者エステル・ドイル(ドイル!!)などなど。
まー読ませるよね。グイグイ引っぱられちゃう。窮地が大きければ大きいほど、それが解決された時のカタルシスが大きいのは当たり前。だから、最後には立場が引っくりかえることが約束されているにも関わらず、それがいったいどうやって?という興味だけでこれだけの長さを牽引してゆく技量は並大抵でないと思うのである。いろいろうんちくもあるしねー。例えば、紙を四十二回折ると月に届くんだって。折れないけどね。
でも、いろんな要素引っくるめてほんとこのシリーズ、サイコーだ。次も続けて読みますよー。
という感じ。カリスマシェフであるジャレド・キートンは、ポーの目から見て確実にサイコパスであり、人を操る術に長け、その場の空気を一変させるような人心掌握などお手のもの。あらゆる面で油断も隙もない男。しかしポーは自分の判断が間違ってなかったと確信している。でも現れた娘はすべての証拠がキートンの実の娘だと指している。なぜ、今ごろ現れたのか?彼女は本当にキートンの娘なのか?そこに隠された意図はなんなのか?
ポーの窮地から本書は始まると書いたが、開巻早々ポーは逮捕されるのである。それもぐしょ濡れで。いったいどうなってんの?何があったの?という心配と不安と懐疑いっぱいの状態で読者はスタートする。でも、彼には仲間がいる。頭脳明晰、パソコンを駆使してどんな問題でも明確な答えを導きだすティリー・ブラッドショー。かつての部下であり、いまはポーの上司であるステファニー・フリン。前作では半目だったがいまは良き理解者であるカンブリア州警察警視のイアン・ギャンブル。ポーとは古い付き合いでありセクシー・ダイナマイト・ボートレース(byヤーレンズ)の病理学者エステル・ドイル(ドイル!!)などなど。
まー読ませるよね。グイグイ引っぱられちゃう。窮地が大きければ大きいほど、それが解決された時のカタルシスが大きいのは当たり前。だから、最後には立場が引っくりかえることが約束されているにも関わらず、それがいったいどうやって?という興味だけでこれだけの長さを牽引してゆく技量は並大抵でないと思うのである。いろいろうんちくもあるしねー。例えば、紙を四十二回折ると月に届くんだって。折れないけどね。
でも、いろんな要素引っくるめてほんとこのシリーズ、サイコーだ。次も続けて読みますよー。