本に興味を持ち出した初心者にとっては、指南書となるべき良書が必要なわけですが、先に紹介した「東西ミステリーベスト100」以外にも、なかなか良い本が刊行されています。
といってももう十年以上前の話なので、いまでは絶版なのでしょうが一応紹介しておきましょう。
その昔、角川文庫から出ていた「読書の快楽―ブックガイド・ベスト1000」という本なのですが、これもジャンル別にその分野のベスト本が紹介されていて、大変重宝いたしました。
このシリーズ、その後「活字中毒養成ギプス―ジャンル別文庫本ベスト500」、「新・読書の快楽―ブックガイド・ベスト500」、「恋愛小説の快楽―ブックガイド・ベスト600」と続けて出版されまして、重複して紹介されている本もあるんですが、とにかく読みたい本が山盛り紹介されていました。
とくに、ぼくのお気に入りは風間賢二氏が紹介されているファンタジー、ホラーの分野です。当時でさえ、入手困難な絶版本が紹介されていてかなりヤキモキした思い出がありますが、この本によって、また視野が広がったのは間違いありません。
などなど、数々の忘れられない名作に出会えたのも、この角川の本のおかげでした。 各々の本については、また書きたいこともあるので今度まとめて書きたいと思います。
今日は、ひとまずこのへんで。