ミステリー関連から、色々手をのばしていったぼくは、とりあえず基本にもどらなくてはと気付きます。世のミステリーの一般常識として、ミステリーの祖というべき存在はエドガー・アラン・ポーでしょう。
しかし、ぼくはこの人の作品あまり肌に合わない。はっきりいって好きじゃない。
というわけで、ミステリーの父ともいうべき存在のコナン・ドイルのホームズ作品を全巻制覇することにしたのでした。
これは、おもしろかった。古臭い19世紀の雰囲気も好きだし、ホームズの病的なキャラクターも良かったし、謎が不可解なのも大きな魅力でした。短編主流なんで話の緩急がほどよくつけられて読みやすいのも良かった。
これは、おもしろかった。古臭い19世紀の雰囲気も好きだし、ホームズの病的なキャラクターも良かったし、謎が不可解なのも大きな魅力でした。短編主流なんで話の緩急がほどよくつけられて読みやすいのも良かった。
で、長編もまじえて難なくホームズ物は全部制覇しました。ぼくが好きなのは、短編集では「シャーロック・ホームズの復活」、長編では「四つの署名」かな。
ホ-ムズの後に目が向いたのはエラリー・クイーン。
「Yの悲劇」は読んでいたので、そのままレーン四部作に進んでもよかったのですが、国名シリーズがあったので、そちらをほどよく制覇。国名シリーズの中でピカ一なのは、なんといっても「エジプト十字架の秘密」じゃないでしょうか。
最大長編といわれる「ギリシャ棺の秘密」もなかなか読ませますが、やはり国名シリーズの中で一番興奮したのは「エジプト~」ですね。唯一、犯人の正体を知って声を上げてしまったのがこの作品でした。
長々と書いてしまいました。今宵はこのへんで。では、また次の機会に。