読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

続きをば。

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 「東西ミステリーベスト100」を読むと、国内はもちろん海外の主要ミステリー作品に精通することになります。

 これが、ワクワクするほどおもしろい。

 まだ見ぬ作品に思いをはせ、次に何を読もうかと毎日ウキウキでした。

 では、ここで海外作品のベスト10を紹介したいと思います。

1  Yの悲劇
 エラリー・クイーン

2  幻の女
 ウィリアム・アイリッシュ

3  長いお別れ
 レイモンド・チャンドラー

4  そして誰もいなくなった
 アガサ・クリスティー

5  鷲は舞い降りた
 ジャック・ヒギンズ

6  深夜プラス1
 ギャビン・ライアル

7  樽
 クロフツ

8 アクロイド殺し
 アガサ・クリスティー

9 僧正殺人事件
 ヴァン・ダイン

10 シャーロック・ホームズの冒険
 コナン・ドイル

 いま、新たにベストを選出したら、また違った結果になるだろうとは思われますが、このベスト10は順位の変動こそあれ、顔ぶれはおそらく変わらないだろうと思われます。

 一応、5位の「鷲は舞い降りた」以外はすべて読んだのですが、やはりミステリ通が選出したミステリ小説の王道だけあって、どれもこれもすこぶるおもしろい。

 特に「Yの悲劇」は、ロジックの鬼ともいうべきクイーンの手になるだけあって、伏線のはり方から謎の解明過程にいたるまで、間然するところがない。

 ミステイクが傷として意識されないほど楽しめました。

 というわけで、今回はこれまで。続きはまた次の機会に。