読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「非日常の謎 ミステリアンソロジー」

なんとなく講談社タイガって、ラノベのレーベルなんだと認識していたけど、違うんだね。 普段あまり手出さないレーベルなんだけど、作家陣に興味引かれて読んじゃいました。収録作は以下のとおり。 「十四時間の空の旅」辻堂ゆめ 「表面張力」凪良ゆう 「こ…

山田風太郎「元禄おさめの方 時代小説コレクション 天の巻」

久しぶりの風太郎なのであります。知らない短篇がほとんどだから、読まなくっちゃね。ラインナップは以下のとおり。 「万人坑」 「蓮華盗賊」 「降倭変」 「幻妖桐の葉おとし」 「黒百合抄」 「家康の幕の中」 「叛心十六歳」 「元禄おさめの方」 相変わらず…

高畑京一郎「タイムリープ(上下) あしたはきのう」

確か、これの旧版持ってたと思うんだけど、見つかんないから新装版買っちゃった。で、読んでみたんだけど、これ上下巻に分けちゃだめだよね。一冊にしたら千円までで買えたんじゃないだろうか。こんな薄いのに二巻に分けるって、あざといなー、まったく。 ま…

「四神足」

悲しい気分がなくならないので、今よりハッピーになるようにお参りしようと出かけたはいいが、どこへ行けばいいのかまったく思い浮かばず、あてどなく歩いていたら、北へ二十里進んだところに大きな石の上にのった給油機があった。 給油機なのである。しかし…

呉 勝浩「爆弾」

話題作だもんね。しかも、ちょっと前に「雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール」を読んで、こりゃあ凄い書き手だと認識したところだったから、期待するよね。 無差別爆破テロ。こんなのが本当にあったら、手も足も出ないよね。偶然誰かが爆発物を見…

オルハン・パムク「無垢の博物館(下)」

語りは主人公ケマルのものなのだが、物語半ばでオルハン・パムクが登場し、この本は彼が書いていることがわかる。また、ケマルが私設博物館を創設して、そこに愛するフュスンゆかりの品を展示していることもわかってくる。しかも、読者はそこを訪れてケマル…