読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2020-09-11から1日間の記事一覧

櫛木理宇「避雷針の夏」

印象はよくない。閉鎖的環境、田舎特有の詮索クセ、旧弊な因習。本書を読めば、人と関わることの煩わしさがこれでもかという感じでわからせてくれる。しかし、それを楽しむほどにストーリーがおもしろくないから、始末が悪い。 都会から、一念発起して再生を…