もちろんぼくは男だから、この短編集に描かれる6編に登場する不惑を過ぎた女性たちの心情は心底から理解できていないのかもしれない。でも、確かに共感できる部分はあった。 ここで描かれるのは、中年にさしかかった女性たちのパーソナルな問題だ。めぐまれ…
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