読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2016-02-08から1日間の記事一覧

チャーリー・ラヴェット「古書奇譚」

本書は三つの章が順繰り語られてゆき、全体を構成している。一九九五年の現在の章、一九八三年~一九九四年の少し過去の章、そして一五九二年~一八七九年のシェイクスピアの謎が解明される章。それぞれがラストに向けて集約されストーリーをのぼりつめてゆ…