読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2015-06-07から1日間の記事一覧

舞城王太郎「淵の王」

感情を揺さぶられるまではいかないけど、小説を読んでいて意味を理解する前にどんどん先へ進まされるような読み方をするのは、この舞城くんの本でしかない体験なのだ。それは、グルーブ?疾走感?それとも奔流というべきか。この独特な文体によって、ぼくは…