読書の愉楽

本の紹介を中心にいろいろ書いております。

2013-01-06から1日間の記事一覧

安部公房「人間そっくり」

読んでいるうちに「これぞ、小説だ!」とか「こういうのが読みたかったんだ!」とか「こういう作品を一度でいいから書いてみたいな」などと思ってしまう本にであった時ほどうれしいことはない。 いままでに読んだ本の中では川端康成の「山の音」がそうだった…